"未知の世界へ"は、2部構成のコンサートで、それぞれ「伝統」~受け継がれるもの~、「創造」~新しく創りだすもの~を表現します。コンサートの前半は日本各地で受け継がれ和太鼓の世界に よく知られた代表的な伝統曲を演奏します。演奏する曲は全て祭りをイメージしたアレンジで、会場を日本の夏の祭りにいるような賑やかで楽しげな雰囲気に誘います。 コンサートの後半は和太鼓アンサンブルトカラのオリジナル曲で構成します。日本国内外でのコンサートでお客様から好評を頂いた "波頭の響き", "渚物語"と いったトカラの代表曲などをピックアップして演奏します。この" 未知の世界へ"は和太鼓アーティスト アートリー 作曲・編曲・プロデュースにより、トカラのコンサートの中で人気の高い演目です。現在までに アメリカ、カナダ、日本、台湾など43ヶ所で演奏され、同時に19ヶ所ではワークショップ、68ヶ所の学校公演も開催しました。
火霧(カギリ)
この"火霧"は、 "エグジステンション" "冬の木霊" に続き、3作目となる 和太鼓アーティスト アート・リーによるソロコンサートです。 2006年長野県飯田市で初演されました。 このコンサートには、 和太鼓トカラと邦楽アンサンブル リベルタが友情出演しています。
人は夢を持ち、その夢をかなえるために情熱と力を注ぐことで自身の存在の価値を見いだしていけるはずです。 しかしそれは、容易なことではなく強い志と決心を持ち、自分自身の限界を越えていかなければなりません。
このコンサートには、アート リーの挑戦と決意が込められています。
和太鼓アーティスト アート・リーは、1993年、アメリカ、カリフォルニア州にて和太鼓を始め、 1994年、 鬼太鼓座(おんでこざ)に入団、全日本ツアー、 ニューヨーク・カーネギーホール等にて演奏。その後、 日本政府より和太鼓アーティストとして、芸術ビザを取得、 日本滞在・活動を初めて許可され、2001年11月より指導、演奏等のプロ活動を開始。 2002年、北京世界音楽祭をはじめ、日本国内のみならず、 海外でもイベントやコンサートにて作曲、企画等を担当。 現在は地元太鼓グループへの指導の他、自らがリーダー、 アーティスティックディレクターを務める和太鼓アンサンブルTOKARAを運営。海外でも積極的に活動する。 2005年、最も権威ある『東京国際和太鼓コンテスト』にて大太鼓部門最優秀賞を受賞。その他、全日本和太鼓コンテスト特別賞、熊本城大太鼓打ちコンテスト特別賞など多数受賞。
典藝(TENGEI)
もともと【典藝】は、2005年10月に和太鼓アーティスト アート・リー のソロコンサート【冬の木霊】の中で初演された曲のタイトルです。この曲は、アート・リーが作曲した基本のメロディーの中で、和太鼓・ウデュ・韓国の太鼓などの打楽器と、 アンサンブル・リベルタの様々な楽器の自由なセッションからなる即興曲です。
その後、【典藝】は、【和太鼓アーティスト アート・リー】と【和洋楽器アンサンブル・リベルタ】のコラボレーションコンサートのタイトルとなり、2007年 名古屋芸術創造センターにおいて、初公演が開催されました。以来、石川、長野、富山、長崎などの他、イギリス エジンバラでも好評を得ています。
【アンサンブル・リベルタ】の箏・尺八・フルート・コントラバス・シンセサイザーによる独自の音楽に【アート・リー】の和太鼓が加わり、全く新しい音のコラボレーションをお楽しみ頂けます。どこか懐かしい日本の音に 西洋の音が見事に調和し、他に類を見ない世界を作り出します。
第1部では、アンサンブル・リベルタ中心の"癒し"を、 第2部はアート・リーのソロから始まる躍動感あふれる音楽をお届けします。